今日も一日お疲れ様です、蟲人です。
子供の頃は悪い事をすると大人に叱られていましたが、大人になって同じ事をしても注意される事は殆どありません。

大人はみんな隠すのが上手い
子供の頃は隠し事をしてもすぐにバレたりするものですが、大人になるとみんな隠し事をする事がとても上手くなるものです。
それは自分の事であったり、知り合いの事であったり、もしかするとテレビのワイドショーなんかで言う様な悪事を働いた事(笑)かもしれませんが、兎に角、経験を積んだ大人は隠し事が上手いのです。
なので、もしも相手が自分に対して失礼な態度をしてきたり、他の人の迷惑になる様な事をしでかしていたとしても、それを子供の頃の様に教えて叱ってくれる事をせず、いつの間にか相手と距離を置いて離れてしまう事は少なくないのです…実際に自分がそうですので(笑)。
悪い事をして叱ってもらえるのは子供の時だけ
子供が悪さをして大人に叱られるのは、その子供が将来同じ様に悪さをして他人に迷惑を掛けたり、それによって自分の人生が悪い方向へ行ってしまわない様に、大人なりの思いやりがあって叱るものです。
では、立派に成人して社会人となった大人はどうでしょう?
その人が周囲の人達と強い信頼関係があり、お互いに何でも言い合える立場であれば『お前これはアカンやつだぞ‼︎』と真っ向から叱ってもらう事が出来るかもしれませんが、そうでなければそのまま放置されるだけです。
言外に『別にお前どうでも良い奴だから勝手にすれば?』と突き放され、本人は知らず知らずの内に周りの人に迷惑を掛ける限度を繰り返していく事で、何時の間にか周りには誰も居なくなって孤立する事になります。
大人の世界はある意味で理に適った世界
大人になると叱られる事は減るかもしれませんが、その代わりアッサリと切り捨てられて孤立する状況に追い込まれる事があります。
しかし、それは人間が遥か昔、人間になる前の動物として生きていた頃から持っている『生存本能』の様なものなのかもしれません。
誰だって他人に迷惑を掛ける事を平気でする様な人とは一緒に居たいとは思いませんし、その人と一緒に居て自分まで同じ部類の人間と思われてしまう事も大変不本意です。
それは結果的には自分が生き辛くなる事にも繋がるから、大人は他人に迷惑を掛ける大人とは黙って距離を置いて離れていくものなのです。
そうして距離を置かれて孤立した大人は…皆さんの御想像にお任せします。
これは現代に残っている弱肉強食の世界なのかもしれません。
まとめ
子供は良い事でも悪い事でも思った事はすぐに口にしてくるので、子供が何を考えているのかを察する事は大人よりは簡単なのかも知れませんが(自分は子供がいないので分かりませんが…)、大人は思った事をそのまま口にする事はありませんので、話している事と考えている事が合致するか分かりませんし、そもそも人間は言わない=考えていないと言う単純な生き物ではありません。
大人は隠す事が上手く、また嫌いな相手とは何時の間にか距離を置く事も上手い…と言う事を肝に命じて、大人の世界を生き抜いていこうと思います。