幾ら自分で努力を重ねたとしても、それを他人が公平に評価してくれるかと言えばそれは難しい事であると思います。
貴方は100%公平に見れますか?
世の中には『依怙贔屓』という言葉がありますが、人間とは自分が気に入っているモノや人を優先的にしがちな生き物であり、100%公平に物事を判断する事が出来る生き物ではありません。
例えば自分が好きな人とそうでない人が同じ仕事をしてミスをした時、自分が好きな人であれば多少甘やかしてしまうでしょうし、逆にそうでない人であれば必要以上に叱りつけてしまったりするのではないでしょうか?
かく言う自分だって元々好き嫌いが激しい性分である事もあるので、好きな人にはニコニコした態度で接する事が出来ても、嫌いな人に対しては無表情でつっけんどんな態度を取ってしまいがちです。
皆さんは全ての人や物事に対して自分の感情や損得を一切考えずに100%公平な判断をする事が出来るでしょうか?
評価は感情や利益に左右されやすい
先程も書きましたが、人間とは自分の好きなものを優先的にしやすいもので、つまりそれは自分の好きな人や物事に対して優位な判断をしてしまいやすく、逆に自分が嫌いな人や物事に対しては不利になりやすい判定をしがちになるのです。
これってその人の中に渦巻いている相手への嫉妬や嫌悪が『アイツはもっと酷い目に遭えばいいんだ』と言う感情が渦巻いているから起こりやすい感情であると思いますが、他にも例えば『〇〇円渡すから良い評価になる手伝いをして欲しい』…と、自分が得をする時にも相手への評価はコロッと変わってしまったりするものです。
これは以前画家の作品と人柄についてでも書いた事なのですが、絵や彫刻や音楽でも作品がとてもスンバラしいものであったとしても、その作者に対していい感情を持っていなかった場合には作品に対してもいい感情を持ちにくくなってしまう事とも共通していると思います。
しかし、この世界で損得勘定や自分の感情を一切取り入れずに100%公平に人や物事を判断出来る様な神掛かった人格者はそう多くはないと自分は考えているので、その事実自体は別に憂慮する必要はないとも思っています。
自分の道を愚直に生きれば良いのだ
この世には100%公平に判断出来る人間は殆どいないと思いますが、その事実に絶望する必要はないと思います。
寧ろ世の中なんて不公平が蔓延っているのが当たり前だと思って割り切ってしまえば、他人からの評価なんてアテにならないので自分の好きな事や信じている生き方を突き進んでしまえば良いのです。
自分を含めてどうしてもみんな我が身の可愛さでみんなに嫌われない様に必死に努力をしてしまいますが、残念ながらどうあがいても自分の事を嫌いになってしまう人は一定数存在するもので、逆にそんな自分を好きになってくれる人も一定数以上な必ず存在してくれているものです。
そうした貴重な純度100%の自分のファンの方々と出逢う為にも、公平性の少ない他人からの評価なんて無視して自分の生き方を貫いていけば良いと思います。
自分が良いと思えればそれで正解なのだ!
まとめ
自分の感情や損得感情で人や物事を判断しない様には日頃から気を付けてはいても、やはり一度嫌な感情を持ってしまうとその感情で心の目が曇って判断を誤ってしまう事は多々ありますが、これはもうそう言った性分であると諦めてしまう他ないのかもしれません。
しかし、他人からの評価に振り回されて自分の道を見失ってしまう事は本当につまらない事であると思うので、せめて自分が生き甲斐にしている事を他人に評価されて台無しにしてしまう事がない様には心掛けておきたいと思います。