今日も一日お疲れ様です、蟲人です。
自分は絵を描く事をただの趣味にしたいとは絶対に思いませんでした。
絵を描く事は趣味?
今でこそ自分は自分の描く作品で少しづつファンの方々と出逢えたり、作品をお迎えして頂いて活動費を頂いたり出来ていますが、以前は絵を描いていると言えば殆どの場合は『良い趣味じゃないですか〜』と言われていました。
確かに日本では絵を描く事を仕事として生計を立てている人はあまり居ない印象(沢山いるかもしれないがやはり言い難いのかもしれない)ですし、そもそも絵を描く行為自体が金持ちの道楽の様に考えている人も多いと思います。
そんな感じなので、今でも時々絵を描いているという話をすると、まず『良い趣味ですね〜』と一言で片付けられてしまう事が多いです。
好きな事でストレス発散したくない
基本的に日本では特に好きでもない仕事を生活費を稼ぐ手段として続けて、その合間に会社でのストレスを発散する為の方法として、休日に好きなゲームをしたり、買い物に出掛けたり、自分の様に創作活動をしたりする人が圧倒的に多いかもしれません。
しかし、自分はこの事に関してはかなり早い段階で『それっておかしくない?』と疑問に感じ、どうして自分が本当に好きな事を我慢して好きでもない事にばかり自分の時間や労力を注がなければならないのか?、何故自分の好きな事を主として生きていく事が駄目なのか?といつも考えていました。
特に、自分にとっては絵を描くと言う行為そのものがこの世知辛い世の中を生きていく為の最大の武器であり、また唯一この世界に自分を留めさせている唯一無二のものなのです。
そんな自分の命を繋いでくれている様な大事な行為を、たいして好きでもなければ興味もない仕事のストレスや、つまらない日常で溜まった鬱憤を晴らすだけの行為にしたくないのです。
本当に好きだから趣味にしたくない
日本では好きな事=趣味でする事と言う悲しい方程式がガッチリ定着してしまっておりますが、別に好きな事で収入を得たって良いじゃないですか。
寧ろ好きな事で収入を得られる様になる方が楽しいですし、勿論好きな事を仕事にすると言う事はそれを続けていく為に好きじゃない事や苦手な事もある程度はしなければなりませんが、そもそも好きな事を続ける為にしているのですから、最初から好きでもない仕事をしている上に苦手な事をしなければならない状況と比べれば全然マシだと思います。
人はあまりにも自分が好きじゃない仕事・興味のない仕事に自分の人生の時間と労力をかけ過ぎていると思うのです。
それで生活費やそれ以上の収入を得られたとしても、その仕事のストレスで心身を壊して自分の人生が崩壊してしまったら無意味ですし、そんな不毛なストレスの捌け口に自分の好きな事をすると言うのは悲しいと思うのです。
だからこそ、自分は多少の荊道であっても自分の好きな事をただの趣味にせず、今は作品の製作費や展覧会・イベントへの参加費を賄う程度ではありますが、今後は副業をする時間を徐々に減らしていける収入を頂ける段階にまで行ける様に頑張りたいと思えるのです。
本当に心から好きな事であるからこそ、ただの趣味だなんて軽々しいものにしたくないのです。
まとめ
少し前なら『子供じゃないんだからいつまでもゲームばっかりしてるんじゃない!』なんて怒鳴られそうな、ひたすらゲームをプレイして収入を得ているプロのゲーマーさんがいらっしゃる様に、現代では自分が好きな事で収入を得るチャンスは結構あるものです。
なのに、その折角のチャンスをただの趣味止まりで終わらせてしまうなんて、とっても勿体ないと自分は思います。
本当に好きな事だからこそ、自分は敢えて趣味になんてしたくないと思います。