今日も一日お疲れ様です、蟲人です。
相手の事情をよく知りもしないのに、他人に対してアドバイスをする事は全く良い事じゃないので止めた方が良いです。
それって余計なお世話です
もしも自分の友達や知り合いの人が困っていたり何か悩んでいた時、貴方は相手に何かアドバイスを言ってあげる事はありますか?
その際に相手から『これってどうしたら良いかな?』と聞かれた場合には、あまり断定的にならない様に自分なりの意見を言ってあげて良いと思います。
逆に相手が特にアドバイスを求めていない場合、自分としては良かれと思って言った言葉であっても、相手からしたらそれは自分が求めている言葉ではい可能性が高いので、余計なお世話で終わる事が殆どだと思います。
他人の事情なんて分からない
自分は個人的な教養の範囲で心理学や精神の勉強をする事が趣味なのですが、その一環としてYouTubeで様々な解説をされている精神科医の方の動画を視聴する事が多いです。
先日その精神科医の方の動画を視聴している際、他人からの評価やアドバイスを気にしない方法と言う動画を視聴したのですが、まず普通の人は他人に対して安易に評価やアドバイスなんて出来ないと考えるものだし、そもそも他人はこちらの置かれている状況や事情なんて理解していなかったり、また表面上だけで判断を下している事が殆どなので、仮にアドバイスをしてきたとしても的外れな事が殆どだし、本人以上に問題を理解している事は少ない、との事でした。
だから他人からあ〜だこ〜だ言われても大抵は適当に言っているものだし、自分の事自分がよく分かっているものだから気にしなくて良い、と言うお話です。
因みにこちらの動画の中で面白かったお話には、自分が弱っていたり傷付いている時に聞く他人からのアドバイスは良く聞こえてしまったり、本当に相手が自分の立場を考えて言ってくれるアドバイスは言われて耳が痛いと感じる事はあっても苦しくは感じないそうです。
相手の話に耳を傾けていれば良い
自分は以前所属していた職場で、人間関係と金銭のトラブルが重なってかなり精神的に参っていた事がありました。
その際に大変お世話になっていた上司の方がいらっしゃったのですが、忙しい中わざわざ時間を作って自分の話を長い時間をかけて聞いてくれて、その際には終始相槌を打ちながらノートに自分の話をかき出し、全て話終わってからそのノートを見ながら『どの問題から片付けられるのか考えてみようか』と、一方的なアドバイスなんて一切せずに『どうしたいのか?』を自分に問い続ける事で、自分の中にあった答えを一緒に見付けてくれました。
相手の話を聞く姿勢を表す言葉に『傾聴』と言う言葉がありますが、これは相手の言う事を否定せず、耳も心も傾けて、相手の話を「聴く」事であり、相手の立場になって相手の気持ちに共感する聞き方なのだそうです。
自分の上司の方はまさに傾聴をしてくれた事で、自分で自分の中にある答えを見つける事が出来、道を踏み外す事も人生を諦める事もなかったのだと思います。
逆に言えば、やたらと他人にアドバイスや批判をする人は本当の意味で相手のことなんて考えておらず、相手にアドバイスをして貢献している(と思い込んでいる)自分に酔い痴れたり、相手を自分の思い通りにコントロールしたいと言う支配欲が強い人なのかもしれないので、アドバイスをされている側の場合には非常に気を付けないといけません。
そして、自分自身も自己満足の為に相手に安易にアドバイスをしない様に気を付けていたいものです。
まとめ
人間は良い人でありたい、と言うよりも『自分は良い人』と言う気持ち良い感覚に酔い痴れていたいと思う生き物なのでしょう。
だから困っていそうな人についつにアドバイスを掛けてしまいたがるものですが、相手からアドバイスを求められていない限り、そのアドバイスは余計なお世話になるか、余計に相手に対してプレッシャーをかけて益々悩ませることになる可能性があるので、もしも相手が自分にとって本当に大事な人であるならば、安易にアドバイスや批判なんて止めましょう。