今日も一日お疲れ様です、蟲人です。
自分は今現在暮らしている築30年のマンションの一室のこぢんまりとした1K(5.5畳)の我が家が一番落ち着きます。
ゴミ屋敷の御宅が多い昨今
先日YouTubeで視聴していた動画の中に、ゴミ屋敷と化した部屋や家を片付ける専門家の方の動画があったのですが、ゴミ屋敷となってしまった理由がほぼ同じで、『日々の仕事が忙し過ぎて片付ける暇がなかった』とか『仕事のストレスで心を病んで片付ける気力が湧かなかった』とか、8割くらいは仕事が原因でゴミ屋敷になっている人が多かった印象です。
確かに仕事が忙し過ぎて部屋の片付けまで手が回らなくなってしまう事は分からないでもないですが、そこまで仕事に追われている生活も考え直す余地がありますし、そもそもに自分の片付けやモノの把握能力に対して、部屋のキャパシティが大き過ぎたり広過ぎたりしているのも原因ではないかなとも感じました。
広くて収納が多い=幸せとは限らない
たまにテレビなどを観ていると、大きな部屋や収納が沢山付いている部屋の紹介があったり、如何に沢山のものを収納するかと言う収納術などが紹介されて、広くて収納が沢山ある部屋で暮らす事は良い事!と言う印象を与えていますが、実際に広い部屋や収納が多い部屋に住んでみると結構大変な事が多いと思います。
自分が真っ先に考えるのは『部屋が広いから掃除が大変そう』と言う事です。
当たり前ですが、部屋に住んでいる以上はゴミが出たりホコリが溜まったりするので部屋の維持の為に定期的に掃除をしなければいけませんが、部屋が広いと全てを掃除するだけでも結構骨が折れますし、家具が多いと見えに見えない部分に溜まったホコリなどを家具を退かして掃除をする手間が億劫ですし、そして掃除をする時間ばかりが増えてやりたい事をする時間も減ってしまいますが、それらを放置しているとシックハウス症候群なども起きるので宜しくありません。
そして人間には『空いた空間をモノで埋めたくなる』と言う不思議な欲求があるので、沢山収納があればある程余計な買い物をしてモノを増やしてしまい、広い部屋を管理しきれていない所に更に余計なモノが増えて部屋の管理維持をする事が難しくなってしまい、結果的に多過ぎる不用品や片付けきれなかったゴミが散乱するゴミ屋敷になってしまう事もあるのではないでしょうか。
1Kでも十分幸せである
冒頭でも書きましたが、自分は今現在築30年の1Kの部屋に住んでいるのですが、住み始めて7年以上経っても部屋が狭いと感じた事はありません。
自分が一人暮らしを始める際に最優先で考えていた事は『一人で気兼ねせず絵を描けるスペースが欲しい』と言う事であり、画材や生活必需品以外を必要以上に買わなければ1Kでも絵を描くには十分な広さですし、そもそもに自分は絵を描く以外の事に関しては駄目駄目で、掃除は面倒臭いし、料理もササッと作れるものしか作りたくないし、服だって沢山持っててもどうせ着るのは気に入ったものだけだし…と言う事も考慮すると、自分としては部屋が狭い方が掃除をする範囲も狭いし、料理も一口IHで十分だし、収納も少ないので余計なモノを買う余地が減ってお気に入りのものだけを手元に置けるので、寧ろ自分にとっては良い事尽くめです。
世間の基準やテレビなどの宣伝を鵜呑みにすれば広い部屋に沢山の収納がある方が幸せに思うかもしれませんが、実際にその環境で幸せになれる人は一握りで、現実では片付けやモノの管理が出来ずにゴミ屋敷になってしまい、片付けが出来ない自分を責めて不幸になる人が多いのではないでしょうか。
まず、自分の幸せの基準を世間や他人などの外部的判断基準で考える事をやめ、自分が望んでいる事・求めている事・満たしたい事をハッキリさせれば、どんな場所に居ても、どんな生活でも、割と幸せな人生を生きられると思うのです。
まとめ
自分としては時々1Kの部屋でも『ちょっと広いな〜』と感じてしまう事があり、しかしあまりにもこぢんまりした部屋になると流石に作品製作をするのが難しくなりそうなので、現時点では最低5.5畳は必要だと思っています。
そんな海外から見たらウサギ小屋の我が家でも、部屋の掃除やモノの管理が苦手な自分には丁度良いサイズの部屋であり、画家の自分にとって一番幸せな時間を送る事が出来る最高の部屋なのです。