今日も一日お疲れ様です、蟲人です。
画家として活動する上で、イベントや展覧会に参加する事は必然なので頑張っておりますが…基本的にみんなでワイワイするのは苦手です。
基本一人で過ごすのが大好きです
自分は職場や作家さんの集まる場所などでは『蟲人さんいつも楽しそう』『人見知りとか想像付かない』と言われる事が多いのですが、正直に言えば自分は沢山の人とワイワイするよりは、家にこもって絵を描いている方が断然好きです。
しかし今までの経験上、画家活動を続けていきたいと本気で考えているのであれば、ただ家にこもって絵を描き続けるだけでは何処からも誰からも声を掛けて貰う事は有り得ないので、『人と関わるの怖いから家に引きこもりたい〜』とワガママをほざいている自分を何とか奮い立たせて、可能な限りイベントや展覧会に参加している次第です。
集団になると案外孤立しがち
集団の中に入ってワイワイする事が明確に苦手になったのは、以前美大か芸大の卒展の情報を知って会場に足を運んだ時、会場に入った途端に卒展の参加者(つまりその美大か芸大の生徒さん)から一斉に向けられた『誰この人?』という感じの冷めた視線に、その後来場者が来ても一切無視で参加者だけで盛り上がっていたカオスな状況を身を以って味わった事が大きかったと思います。
まあ確かに気心知れた相手だったり、長い時間一緒に勉強してきた友達だったり、作品の趣味趣向が似ていたりすれば話が盛り上がりますし、ある程度お互いを知っているから余計な気遣いをする必要もないから、ついつい話が盛り上がってしまう事はあるあるです。
だからこそ分かるのですが、よく情報交換や勉強会などで沢山の人が集まって『みんなで頑張りましょう!』と言うアピールが強いイベントなどがあると、逆に孤立して疎外感を感じてしまう人も結構多いと思います。
例えば猫をテーマに集まったとしても、『自分は猫の絵を描く事が好き』とか『自分は猫を愛でる事が好き』とか『自分は猫の血統や品種を調べる事が好き』とか『そもそも他人の猫よりも自分の猫が一番好き』とか、1つのテーマにしてもそれぞれの視点が違うので、沢山集まったとしても結局は同じ趣味趣向同士で小グループを形成して終わりです。
そしてグループが形成されると、無意識のうちに自分達と違う存在と距離を置いたり、過剰に敵対的な言動をとり始めてしまう事が多い事もあり、やはり自分は特定のグループでワイワイする事が苦手です。
仕事と割り切って飛び込め!
創作活動をされている方々には、自分の様に他人と付き合うのが苦手な人か結構いるかも知れませんが、自分の創作活動で多少なりとも収入を得たいとか、色んなイベントや展覧会で作品を発表したいと考えている方がいるなら、そこは仕事と割り切って自分に鞭打って飛び込んでいくしかありません。
自分は毎回イベントや展覧会に自分で参加すると決めたくせに『あ〜誰とも話せないで終わったらどないしよ〜』と毎回頭を抱えてますし、どんなに楽しみしていたイベントでも前日になると『あ〜参加するの怖くなってきた〜』と鬱気味になります。
そうして毎回毎回満身創痍になっても頑張っているのは、それをきっかけに自分の画家活動の幅が広がったり、自分の作品を好きになってくれる人と出逢えたり、作品をお迎えして貰って活動費を頂けたり、時々ビックリする程気が合う人と出逢えたりと、自分が納得出来る結果を得られる事を身をもって経験しているからです。
他人から何を言われるか怖くて関わりたくない、若しくは相手の気持ちを察したりするのが煩わしいから関わりたくない、と言う気持ちもよく分かりますが、人間関係なんて基本的に当たってみないと相手が自分に合うか合わないかなんて分かりませんし、自分が他人を理解しようとしないのに相手には自分の事を理解して欲しいと求めるのはあまりにも傲慢過ぎるので、少なくとも作家として本気で活動したいと考えているならば、イベントや展覧会で人と関わる時には仕事と割り切ってグループに取り敢えず飛び込み、それで自分が納得のいく結果が出なかったら関わるのをやめれば良いと思うのです。
まとめ
別に創作活動をしているのに収入がないからと言って、あなたの創作活動が全く無意味なものになる訳ではないですし、寧ろ趣味として創作活動を黙々と続けて自分の為に作品を創り続けて充実感があるならばその方が良いと思います。
とは言え人間には承認欲求と言う欲求があり、折角創作活動をしているなら誰かに観て欲しいしどうせなら褒めて欲しい!と必ず何処かで思う様になると思うので、その時に頑張って人と付き合って活動の場を広げるのか、それとも利益は一切無視して自分の為に作品を創り続けるのかを考えれば良いのではないでしょうか。