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常設展は見飽きるものか?



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今日も一日お疲れ様です、蟲人です。

博物館や美術館では企画展だけではなく、展示があまり変わらない常設展もありますが、変わらない常設展とは見飽きるものでしょうか?




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久しぶりに常設展へ行ってきました

どうも最近は作品制作をする事にばかり時間を使っていたせいか、新しい作品のアイディアがマンネリ化してきていて『コレだっ‼︎』と言う感情が出て来なくなっていました。

絵を描く気力がなくなったと言う訳ではなく、描きたい絵に対して自分が持っているインプットの量が少なくなってきているのだと感じ、久しぶりに国立西洋美術館の常設展と、東京駅近くにあるインターメディアテクに足を運んできました。

どちらも数年ぶりの訪問だった(国立西洋美術館に関しては先日友人と企画展には来ていました)のですが、常設展なので多少は展示内容を覚えていたつもりですが、いざ足を運んでみると新しい発見が多く楽しかったです。

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常設展は見飽きるものか?

博物館や美術館では特別に取り寄せた美術品、発掘品、動植物の標本などを展示して開催する企画展の他にも、その博物館や美術館が所有している作品を常に展示している、或いは期間を設けてローテーションで展示する常設展もありますが、基本的には企画展と比べて目新しい作品を目にする事は少ないと思います。

ですので、『あそこの常設展はもう一度観てるからもう観なくて良いでしょ』と考えてしまう人も居るかもしれませんが、個人的には特別な時にしか観る事が出来ない企画展よりも、低価格で何度も同じ作品を見直す事が出来る常設展の方が得られるものは多い様な気がします。

企画展では目新しい作品を観る事が出来る一方で、『もう一度あの作品を間近で観てみたい』と思っても同じ企画展が開催される事が難しかったり、期間中に何度も足を運ぼうとしても入場料が常設展の3倍近くもするので、自分の様な貧乏画家には金銭的にもちょっとキツい部分があります(笑)。

しかし、常設展では驚く程安い入場料(例えば国立西洋美術館は¥500、インターメディアテクは無料!)で、何時でも、何度でも、気軽に誉れ高い展示品を観覧する事が出来ます。

そして常設展では目新しい展示がなかったとしても、過去に観た時にはなかった知識や経験を持っている現在同じ作品を観てみると、以前は気付かなかった発見が沢山見付かる事が多いので、何度足を運んでも案外飽きる事はないです。

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常設展はかな〜りオススメ!

今回、自分は数年ぶりに国立西洋美術館とインターメディアテクに足を運びましたが、以前は絵画に描かれたモチーフやタイトルの意味(例えばヴァニタスとか)や、標本に関しては肋骨や背骨のラインの美しさや鉱物の魅力などを知らなかった状態でしたが、現在はそれらをある程度知っている状態で観覧した事で『この絵画に描かれているモチーフはこういう意味だったのか!』とか『クジラや馬の骨格がこんなに綺麗だったとは!』とかなり感動しました。

お陰でインプットが枯渇気味だった自分の脳みそに良い感じに刺激が入り、新しい作品のラフスケッチをガリガリ描いています。

正直企画展で『感動した!』とか『良い刺激になった!』と感じるのは、普段御目に掛かる事がない展示品ばかりなので当たり前だと思いますが、個人的には普段から見慣れている展示品を何度も見直して『この作品はこんな魅力があったのか!』と気づく感覚の方が大事だと思います。

特に最近感じるのですが、普段見慣れている『ありきたりな存在』にこそ普段見落としている新しい発見が潜んでいると思うのです。

その感覚を普段から養っておかなければ、幾ら企画展で目新しい展示を見たとしてもインプットは案外少ないのかもしれません。

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まとめ

これはクリエイターだけのお話ではないかもしれませんが、ありきたりな存在から新しい発見を見付け出す『再発見の力』は、新しい存在が次々と産まれている現代こそ必要な力なのかな、と自分は思います。

目新しいものに飛び付くのは当たり前ですが、そう言ったものもよくよく見てみれば過去の産物から見付けられた存在だったりしますし、そう言った『再発見の力』が優れた方々が過去の産物の中から新しいモノを見付ける事が出来るのではないでしょうか。

そんな『再発見の力』を鍛える為に、先ずは以前足を運んでいた博物館や美術館の常設展を見直してみるのも良いかもしれません。

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