コンテンツへスキップ

芸術にセンスも技術も経歴もない。



スポンサーリンク


今日も一日お疲れ様です、蟲人です。

自分としては芸術を理解したり経験するのに、センス、技術、経歴なんて本当は必要ないと思っています。




蟲人のサブブログ『蟲人のぶらぶら散歩』も観てね‼︎↓

日本では芸術は特別視されやすい

突然ですが、実は今年の夏の初め頃に部屋に備え付いていたエアコン(2003年製)がぶっ壊れて危うく夏前に死にかけたのですが、管理会社を急かして(笑)何とか酷暑が本格的に始まる前に新しいエアコン(2021年製)に変えてもらいました。

いやそんな話はどうでも良いのですが、このエアコンを取り替えに来てくれた業者のお兄さんが、自分の部屋に所狭しと置かれている作品を観て『凄いですね!』と色々とお話をしてくれたのですが、その際に『自分なんかはアートとかってよく分からないし絵心もないんですよね〜』と言われていて、自分は即座に『アートなんて別に知識なんて必要ないですし、下手でも上手くてもどっちでも良いと思いますよ〜』なんて言っちゃいました(別に怒った訳ではないです)。

スポンサーリンク


芸術と言う境界線を張りたがる人々

日本では特に芸術に対して特別感を抱いている人が多い様に感じていますが、物心付くか付かないかと言う頃から絵を描く事に慣れ親しんでいる自分としては、絵を描く事は息をしたり、ご飯を食べたり、夜に眠るのと同じくらい自然な行為であり、大人になってから何となく生き辛いと感じ始めた自分を癒してくれる、広大な砂漠のど真ん中に存在するオアシスの様な…兎に角自分にとって芸術は生きる上では当たり前の存在です。

逆に芸術に対してやたらと特別感を持っていたり、特別感を持たせようと躍起になっている方々は、芸術と言う存在を勝手に高嶺の花の様な存在にして、それを嗜んでいる自分達の存在も特別な存在にしたいだけなのではないでしょうか。

確かに芸術は全く関わらない(関心がない)人にとっては未知の存在であり、技術や経験でカバー出来ない感覚的な部分も多いので、あれやこれやと理由を付けて特別な存在にしてしまえば一般の人は足を入れ難くなると思いますが、そんな事ばかりしているから益々芸術と人との繋がりが薄れて、日本での芸術の存在が良い意味で特別ではなく、芸術に対してセンスも技術も経歴も持っていない人達を全て締め出して、『自称・芸術を嗜める自分達』を特別な存在として祀り上げているだけの排他的で偏屈な存在にしているのではないかと思います。

とどのつまり、芸術と言う存在を利用する方法でしか他人に対してマウントが取れない人や、余りにも自分に対して自信が持てない人が、道端に咲いている親しみのあるタンポポの様な芸術を、全く手の届かない場所に存在する高嶺の花に変えてしまうのではないでしょうか。

スポンサーリンク



芸術は万人の救いであって欲しい

自分は主に作品を製作する時には、大小様々なキャンバスや木製パネル、細かったり平たい筆、色を混ぜて作る為の幾つかの絵の具など、それなりに色んな画材を使う訳ですが、絵の凄い所は紙とペンがあれば何時でも何処でもすぐに絵が描けると言う事です。

だから、本人が『絵を描いてみたい!』と思った瞬間に紙とペンを持って絵を描けるのと同じくらい、自分は芸術が手軽で身近な存在であれば良いと思いますし、その親しみ易い存在で少しでも救われる人がいるなら尚良いと思います。

美術館や小さなギャラリーにフラッと立ち寄って作品を鑑賞するだけでも良いし、家で音楽を聴くでも良いし、自分で絵を描くなり、楽器を演奏するなり、鑿で木や石を削るでも良いと思います。

自分が心地良く感じるもの、全てを無視して没頭出来るもの、何かとてつもなく印象に残るものがその人にとっての芸術であり、他人や世間が勝手に決めた芸術の基準なんて気にせず、自分なりの方法で楽しめば良いと思います。

そんな風に芸術を楽しめば、実は芸術は身近で気軽な存在であり、自分の心を癒してくれる大きな存在になると思うのです。

スポンサーリンク


まとめ

ここ最近は改めて岡本太郎さんの書籍や、西洋美術館でゴッホさんの作品を間近で観た事をキッカケにゴッホさんに関する書籍を読み漁っているせいか、自分なりに芸術と言う存在を考える時間が増えています。

自分にとって芸術は、日々感じている生き辛さを緩和してくれる一番の処方箋であり、世知辛い世の中を何とかしがみ付いて生き長らえさせてくれる唯一無二の生き甲斐であり、何処かで同じ様な苦しみを抱えている人に対して『この絵は好きだな〜』とほんの少しでも癒しを与えられる可能性のある手段なのです。

そんな風に、芸術は人を選ばずに万人に対して癒しの存在であって欲しいと自分は思っています。

スポンサーリンク

ブログランキングに参加中です!
ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 美術ブログへ にほんブログ村 美術ブログ 画家・女流画家へ にほんブログ村 ライフスタイルブログへにほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分らしい暮らしへ にほんブログ村 哲学・思想ブログへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 最高の人生へ


2 thoughts on “芸術にセンスも技術も経歴もない。

  1. 龍角散

    ゴッホさんのオススメをそっと置いておきますね(*^ω^)っ
    この映画は映像と音楽が好きで、時折無性に見たくなります。

    映画『ゴッホ ~最期の手紙~』日本版予告編
    https://duckduckgo.com/?q=%E3%82%B4%E3%83%83%E3%83%9B+%E6%9C%80%E6%9C%9F%E3%81%AE%E6%89%8B%E7%B4%99&iar=videos&iax=videos&ia=videos&iai=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3DhBIZI42X3eE

    おまけ★
    角川武蔵野ミュージアム 「ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー」
    https://duckduckgo.com/?q=%E3%82%B4%E3%83%83%E3%83%9B%E5%B1%95&iar=videos&iax=videos&ia=videos&iai=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3DdwdXD_o61Zw

  2. mushihito

    コメント有難う御座います!
    そしてオススメのゴッホさん関連の情報をご提供頂きまして、有難う御座います!
    ゴッホさんは知れば知る程好きになってしまう画家さんですね…。
    角川武蔵野ミュージアムには、今月知人の方と行ってみよう!という事になりましたので、楽しんで来ようと思います!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Translate »