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好きだった作品が好きじゃなくなる時。



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今日も一日お疲れ様です、蟲人です。

以前は好きだった作品に対して急に興味を失ってしまう事は、画家としては一歩進んだ証拠なのではないかと最近は思います。



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今まで夢中だった作品が…

自分には学生時代から憧れている画家や作家が何人かいるのですが、その人自身の生き方が紆余曲折しているけれども最期まで自分に正直に生きた人や、作品に対する情熱が尋常じゃない程に熱い人など、『自分も画家としてこんな風に生きたい!』と思わせてくれる人ばかりです。

そしてそれとは別に、自分が作品を描く上で『この画家さんみたいな絵を描いてみたいな』とか『この作家さんの作品は好きだな』と思う画家さんや作家さんも何人かいるのですが、不思議な事にそういった画家さんや作家さんは一時的に夢中になってしまうのですが、ある時に急に『あ、もうこの画家さんの作品はいいかな…』とか『もうこの作家さんの作品は自分には合わないな…』と感じて、急に熱が冷めてしまう事が定期的に起こります。

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好みが変わるのは当たり前

ヘッポコ画家の自分ですが、自分の中で『憧れている画家・作家』と、『好きな画家・作家』の存在とは似て非なる存在です。

憧れている画家・作家とは自分の画家人生そのものに影響を与えてくれる存在であり、『画家として自分もこの人の様に生きたい!』とか『この人の様に自分の好きなものを描き続ける孤高の存在になりたい!』とか、人生観に影響を与えてくれて、哲学的な気持ちを思い起こさせてくれます。

一方で好きな画家・作家は自分が描いている作品に対して影響を与えてくれる人が多く、『この作品のタッチや配色を自分の作品にも取り入れてみたい』と、今の自分の作品の足りない部分を見付けるキッカケや、作品を向上させてくれるキッカケを与えてくれる事が多いです。

ですので、自分の中では憧れている画家・作家』は不変的な対象になるのですが、『好きな画家・作家』はその時の自分の作品に不足している『何か』を見付けるきっかけを与えてくれるので、その『何か』が見付かったり『何か』を自分の作品に上手く取り込む事が出来ると、好きと言う感情の熱が冷めてしまうのだと思うのです。

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今の自分の作品に足りないもの

因みに自分が憧れている画家・作家は、ベルギー人画家のポール・デルヴォーさん、オランダ人画家のフィンセント・ファン・ゴッホさん、フランス人作家のルネ・ラリックさんなのですが、彼らは自分の作品が世間に受け入れられようが受け入れなかろうが、常に自分の作品に対して物凄い情熱やこだわりを持って製作を続けていました。

そんな彼らの崇高な生き方が込められた作品を、自分の様なヘッポコ画家が自分の作品に取り入れられるなんて事は出来ないのですが、彼らの行き方や作品に対する情熱は是非とも追随したいと心の底から思うのです。

そして自分が好きな画家・作家は、今の自分の作品に足りない部分を見つけるきっかけをくれる存在であり、つまり自分の作品を今よりももっと良きものに成長させてくれるターニングポイントの様な存在であると思います。

であるので、もしも好きな画家・作家に対して『あれ…前はあんなに夢中だったのに今はそんなに好きじゃなくなってしまったな…』と感じても、それは決して悪い事ではなく、その画家・作家を通して自分の作品に足りなかった部分を埋める事に成功し、また一歩進む事が出来たのだと思えば良いと思うのです。

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まとめ

いやはや気付けば1ヶ月程ブログの方を放置していたのですが、久しぶりに書いてみると、絵を描いて表現するのとはまた別に文章で自分の考えを表現する事も、個人的にはやはり楽しいなと感じました。

最近も自分が夢中になっていた作家さんの作品に対して、以前ほどあまり魅力を感じる事が減った事があったのですが、やはりこれは作家さんの作品の傾向が変わったと言うよりも、自分の中でその作家さんの作品に対して抱いていた憧れの感情が自分の作品の中に投影出来る様になった事で、自分の心が満たされた結果なのだと思います。

そう考えると、今後も好きな画家・作家さんは沢山現れて、そしてその熱が冷めてまた別の画家・作家さんを好きになると言うサイクルを、画家として最期まで生きている限り続ける事になるのでしょう。

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